LC/MSによる農産物中のN-メチルカルバメート系および尿素系農薬の一斉分析法

N-メチルカルバメート系農薬7種類および尿素系農薬7種類,合計14種類について,LC/MSによる多成分一斉分析法を検討した.ODSカラムを用い,移動相は水-メタノールを用いてグラジエント分析を行った.イオン化法は,エレクトロスプレーイオン化法を用いた.農産物中の各農薬は,アセトンで抽出した後,10% 塩化ナトリウム水溶液を加え,ジクロロメタンに転溶した.次いで,減圧濃縮した後,メタノールに溶解して試験溶液とした.4種類の農作物に,各農薬を0.1 μg/g添加したときの回収率は36.5~112.5% であった.また検出下限値は0.0012~0.0056 μg/gであった....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 44; no. 5; pp. 263 - 267
Main Authors 石川, 精一, 樋口, 雅之, 植田, 英一, 花田, 喜文, 高橋, 正規
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 2003
Subjects
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.44.263

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Summary:N-メチルカルバメート系農薬7種類および尿素系農薬7種類,合計14種類について,LC/MSによる多成分一斉分析法を検討した.ODSカラムを用い,移動相は水-メタノールを用いてグラジエント分析を行った.イオン化法は,エレクトロスプレーイオン化法を用いた.農産物中の各農薬は,アセトンで抽出した後,10% 塩化ナトリウム水溶液を加え,ジクロロメタンに転溶した.次いで,減圧濃縮した後,メタノールに溶解して試験溶液とした.4種類の農作物に,各農薬を0.1 μg/g添加したときの回収率は36.5~112.5% であった.また検出下限値は0.0012~0.0056 μg/gであった.
Bibliography:681778
ZZ00009680
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.44.263