保育園で発生したSalmonella Typhimuriumによる集団感染

1992年, 行田市Y保育園において, サルモネラの集団感染が発生し, 単一食品を原因とする食中毒とは異なる様相を呈した. 検便により, 園児131名中20名 (15.3%) からSalmonella Typhimuriumが検出され, 保育園の砂場の砂と室内清掃用モップのスポンジからも菌が検出された. 分離菌株の薬剤感染性およびプラスミドプロファイルから, 汚染砂場が伝播に大きい役割を果たしたと推測された....

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Published inNippon Juishikai zasshi Vol. 47; no. 7; pp. 513 - 517
Main Authors 正木, 宏幸, 安藤, 佳代子, 山本, 孝明, 青木, 敦子, 斎藤, 章暢, 徳丸, 雅一, 板屋, 民子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医師会 01.07.1994
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ISSN0446-6454
2186-0211
DOI10.12935/jvma1951.47.513

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Summary:1992年, 行田市Y保育園において, サルモネラの集団感染が発生し, 単一食品を原因とする食中毒とは異なる様相を呈した. 検便により, 園児131名中20名 (15.3%) からSalmonella Typhimuriumが検出され, 保育園の砂場の砂と室内清掃用モップのスポンジからも菌が検出された. 分離菌株の薬剤感染性およびプラスミドプロファイルから, 汚染砂場が伝播に大きい役割を果たしたと推測された.
Bibliography:ZZ00014801
502081
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.47.513