豚の大腸菌性下痢症に対するニューキノロン系抗菌剤T-4526の効果
哺乳豚74頭中59頭 (79.7%) に下痢の発症をみた8母豚群の発症豚49頭にニューキノロン系抗菌剤AT-4526を2.5mgあるいは5mg/kg/日, 3~5日間筋肉内注射したところ, それぞれ70%および92.3%が回復した. 直腸便中大腸菌群数は, 2.5mg/kg群では100%, 5mg/kg群では97.4%において1/10以下に減少した. 投薬後1日および4日には直腸便中の大腸菌は顕著に減少した. しかし, Lactobacillus spp. および総嫌気性菌は影響を受けなかった....
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Published in | Nippon Juishikai zasshi Vol. 47; no. 7; pp. 469 - 473 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本獣医師会
01.07.1994
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Subjects | |
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ISSN | 0446-6454 2186-0211 |
DOI | 10.12935/jvma1951.47.469 |
Cover
Summary: | 哺乳豚74頭中59頭 (79.7%) に下痢の発症をみた8母豚群の発症豚49頭にニューキノロン系抗菌剤AT-4526を2.5mgあるいは5mg/kg/日, 3~5日間筋肉内注射したところ, それぞれ70%および92.3%が回復した. 直腸便中大腸菌群数は, 2.5mg/kg群では100%, 5mg/kg群では97.4%において1/10以下に減少した. 投薬後1日および4日には直腸便中の大腸菌は顕著に減少した. しかし, Lactobacillus spp. および総嫌気性菌は影響を受けなかった. |
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Bibliography: | ZZ00014801 502079 |
ISSN: | 0446-6454 2186-0211 |
DOI: | 10.12935/jvma1951.47.469 |