アリューシャン病ウイルスフェレット由来株に感染し斃死したフェレットの1例

食欲低下および全身状態の悪化, 腎腫大を主訴に上診した9カ月齢の去勢雄フェレットを臨床経過および血液検査所見, ウイルス抗体価の測定結果などからアリューシャン病と仮診断した. 対症療法を実施したものの, 症例は進行性消耗性の経過をとり第80病日斃死した. 斃死後, 病理組織学的検査および遺伝子検査によりアリューシャン病ウイルスのフェレット由来株に感染し斃死したことを確認した....

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Published inNippon Juishikai zasshi Vol. 58; no. 7; pp. 484 - 487
Main Authors 三輪, 恭嗣, 松永, 悟, 中山, 裕之, 上塚, 浩司, 中村, 裕之, 小川, 博之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医師会 20.07.2005
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Summary:食欲低下および全身状態の悪化, 腎腫大を主訴に上診した9カ月齢の去勢雄フェレットを臨床経過および血液検査所見, ウイルス抗体価の測定結果などからアリューシャン病と仮診断した. 対症療法を実施したものの, 症例は進行性消耗性の経過をとり第80病日斃死した. 斃死後, 病理組織学的検査および遺伝子検査によりアリューシャン病ウイルスのフェレット由来株に感染し斃死したことを確認した.
Bibliography:720874
ZZ00014801
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.58.484