心外膜原発悪性中皮腫の牛1例

7歳3カ月齢, 雌のホルスタインが可視粘膜チアノーゼ, 頸静脈怒張, 胸垂および下腹部に冷性浮腫を呈した. 臨床検査により, 心音微弱, 心嚢水の貯留および血中γ一グロブリン値の上昇が認められた. 病理解剖の結果, 心外膜を覆うように乳白色充実性腫瘤の形成が認められ, 血様心嚢水の高度貯留が認められた. 病理組織学的検索により, 本腫瘤は悪性中皮腫と診断された....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inNippon Juishikai zasshi Vol. 57; no. 4; pp. 239 - 242
Main Authors 江口, 麻衣子, 森田, 剛仁, 澤田, 倍美, 島田, 章則, 寺谷, 真奈美, 佐藤, 耕太, 日笠, 喜朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医師会 20.04.2004
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:7歳3カ月齢, 雌のホルスタインが可視粘膜チアノーゼ, 頸静脈怒張, 胸垂および下腹部に冷性浮腫を呈した. 臨床検査により, 心音微弱, 心嚢水の貯留および血中γ一グロブリン値の上昇が認められた. 病理解剖の結果, 心外膜を覆うように乳白色充実性腫瘤の形成が認められ, 血様心嚢水の高度貯留が認められた. 病理組織学的検索により, 本腫瘤は悪性中皮腫と診断された.
Bibliography:ZZ00014801
692037
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.57.239