第四胃鼓脹症子牛にみられる血液酸塩基平衡の異常

子牛の哺乳期における第四胃鼓脹症発症時の酸塩基平衡の異常を明らかにするため, 本症発病子牛8例中6例のメトクロプラミドによる治療前と治療後7日目の血液性状を6例の健康子牛と比較・検討した。本症の血液ガス評価により, 幽門の閉塞により胃液が第四胃に捕捉される結果, 代償性低クロール血症と低カリウム血症性代謝性アルカローシスが起きたと考えられる....

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Published inNippon Juishikai zasshi Vol. 54; no. 5; pp. 349 - 352
Main Authors 藤島, 誠, 田辺, 茂之, 宇塚, 雄次, 更科, 孝夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医師会 20.05.2001
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Summary:子牛の哺乳期における第四胃鼓脹症発症時の酸塩基平衡の異常を明らかにするため, 本症発病子牛8例中6例のメトクロプラミドによる治療前と治療後7日目の血液性状を6例の健康子牛と比較・検討した。本症の血液ガス評価により, 幽門の閉塞により胃液が第四胃に捕捉される結果, 代償性低クロール血症と低カリウム血症性代謝性アルカローシスが起きたと考えられる.
Bibliography:ZZ00014801
631966
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.54.349