切除葉におけるMCPAおよびオキサジアゾンの吸収と分布

MCPAに抵抗性を示すトウモロコシ, やや感受性のハコベ, 感受性のソラマメの切除葉および円形切除葉を用いて, 14C-MCPAの吸収と移行性について検定した. またオキサジアゾンに抵抗性を示すイネおよび感受性のノビエについても, 同様の材料を作り, 14C-オキサジアゾン処理による吸収と移行を検定した. 14C-MCPAの体内移行性はトウモロコシに比べてソラマメ, ハコベで明らかに大きかった. 同様に14C-オキサジアゾンではイネに比べてノビエで大きな移行性を示した. 円形切除葉のオートラジオグラフによる観察では14Cの吸収はトウモロコシ, ノビエで多く, 葉脈への集積は前者だけであった....

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Published inJournal of Pesticide Science Vol. 9; no. 4; pp. 611 - 615
Main Authors Achhireddy, N.R, Kirkwood, R.C, Fletcher, W.W
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農薬学会 1984
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Summary:MCPAに抵抗性を示すトウモロコシ, やや感受性のハコベ, 感受性のソラマメの切除葉および円形切除葉を用いて, 14C-MCPAの吸収と移行性について検定した. またオキサジアゾンに抵抗性を示すイネおよび感受性のノビエについても, 同様の材料を作り, 14C-オキサジアゾン処理による吸収と移行を検定した. 14C-MCPAの体内移行性はトウモロコシに比べてソラマメ, ハコベで明らかに大きかった. 同様に14C-オキサジアゾンではイネに比べてノビエで大きな移行性を示した. 円形切除葉のオートラジオグラフによる観察では14Cの吸収はトウモロコシ, ノビエで多く, 葉脈への集積は前者だけであった. 14C-MCPAと異なり, 14C-オキサジアゾンでは sink creation よりあまり影響はうけなかった.
Bibliography:301900
ZZ00015061
ISSN:1348-589X
0385-1559
1349-0923
DOI:10.1584/jpestics.9.611