2002〜2017年に鹿児島県内で検出された豚サーコウイルス2型遺伝子の系統樹解析

鹿児島県で2002〜2017年に実施された豚症例の病性鑑定のうち,豚サーコウイルス関連疾病(PCVAD)と診断された16事例を含む22例の豚の材料を用いて,豚サーコウイルス2型(PCV2)の系統樹解析を行い,遺伝子型を調べた.その結果,遺伝子型aは2002〜2009年の4検体,遺伝子型bは2008〜2017年の13検体,遺伝子型dは2014〜2017年の5検体からみつかり,鹿児島県では2008年から遺伝子型b,2014年から遺伝子型dがそれぞれ出現したことが明らかとなった....

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Published inNippon Juishikai zasshi Vol. 72; no. 6; pp. 339 - 343
Main Authors 平島, 宜昌, 坂口, 善二郎, 北原, 尚英, 西中川, 淳, 岩尾, 俊, 藤岡, 舞, 藏前, 保, 高木, 道浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医師会 20.06.2019
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Summary:鹿児島県で2002〜2017年に実施された豚症例の病性鑑定のうち,豚サーコウイルス関連疾病(PCVAD)と診断された16事例を含む22例の豚の材料を用いて,豚サーコウイルス2型(PCV2)の系統樹解析を行い,遺伝子型を調べた.その結果,遺伝子型aは2002〜2009年の4検体,遺伝子型bは2008〜2017年の13検体,遺伝子型dは2014〜2017年の5検体からみつかり,鹿児島県では2008年から遺伝子型b,2014年から遺伝子型dがそれぞれ出現したことが明らかとなった.
Bibliography:ZZ00014801
928062
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma.72.339