遺伝子組換えパパイヤ検出のためのシリカベースレジンタイプキットを用いたDNA抽出精製法

遺伝子組換え(GM)パパイヤ検知のためのDNA抽出精製法として,新たにPromega Wizard DNA Clean-Up Resin Systemを用いたパパイヤ生試料およびパパイヤ凍結乾燥試料からのDNA抽出精製法 (WCR法) を検討した.WCR法は迅速であり,抽出操作も簡便である.また,WCR法は,シリカゲル膜タイプキット法およびCTAB法よりもDNA収量が著しく高く,さまざまな熟し度合いのパパイヤから,定性PCR用として十分な濃度のDNA試料液を得ることが可能であった.よって,パパイヤからの有用なDNA抽出精製法として,WCR法を提案する....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 49; no. 2; pp. 63 - 69
Main Authors 大森, 清美, 平山, クニ, 土屋, 久世, 渡邉, 敬浩, 米谷, 民雄, 山田, 利治, 佐藤, 修二, 穐山, 浩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 2008
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.49.63

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Summary:遺伝子組換え(GM)パパイヤ検知のためのDNA抽出精製法として,新たにPromega Wizard DNA Clean-Up Resin Systemを用いたパパイヤ生試料およびパパイヤ凍結乾燥試料からのDNA抽出精製法 (WCR法) を検討した.WCR法は迅速であり,抽出操作も簡便である.また,WCR法は,シリカゲル膜タイプキット法およびCTAB法よりもDNA収量が著しく高く,さまざまな熟し度合いのパパイヤから,定性PCR用として十分な濃度のDNA試料液を得ることが可能であった.よって,パパイヤからの有用なDNA抽出精製法として,WCR法を提案する.
Bibliography:ZZ00009680
760754
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.49.63