抗プロテインA鶏卵抗体を用いた黄色ブドウ球菌の簡易検出法

抗プロテインA鶏卵抗体を用いた酵素免疫測定法 (ELISA) による黄色ブドウ球菌の検出を検討した. 黄色ブドウ球菌31株を含むスタフィロコッカス80株について検討したところ, 黄色ブドウ球菌の陽性率は100%, 他のスタフィロコッカスの陰性率は96%であった. また, 黄色ブドウ球菌SA106を添加したおむすび, ケーキからの検出を試みたところ, 20時間増菌培養することにより, 本ELISAにおいてそれぞれ7.6×102cfu/gと5.5cfu/gより検出が可能であった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 39; no. 5; pp. 318 - 323
Main Authors 菊地, 護, 長原, 歩, 五十嵐, 英夫, 福田, 賢, 五十君, 靜信
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 05.10.1998
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.39.5_318

Cover

More Information
Summary:抗プロテインA鶏卵抗体を用いた酵素免疫測定法 (ELISA) による黄色ブドウ球菌の検出を検討した. 黄色ブドウ球菌31株を含むスタフィロコッカス80株について検討したところ, 黄色ブドウ球菌の陽性率は100%, 他のスタフィロコッカスの陰性率は96%であった. また, 黄色ブドウ球菌SA106を添加したおむすび, ケーキからの検出を試みたところ, 20時間増菌培養することにより, 本ELISAにおいてそれぞれ7.6×102cfu/gと5.5cfu/gより検出が可能であった.
Bibliography:ZZ00009680
581048
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.39.5_318