ステビア配糖体溶液の根部浸漬による水耕レタスの味質改善

レタス葉の味質改善を目的として、収穫直前の水耕レタス(Lacuuca saiva L.)に甘み成分であるステビア抽出物の酵素処理品を溶液で処理し、以下の結果を得た。1.ステビア抽出成分の中で、ステビオシドおよびレバウディオシド-Aの葉部集積量が多く、これらの存在率は前者で0.15?0.25、後者で0.08?0.11であった。2.ステビオール配糖体にグルコースを付加した成分は、ほとんど吸収されなかった。3.食味試験により、ステビア抽出物酵素処理品の0.5%および1.0%濃度処理のレタスは、甘みがあり、食べやすいとの評価であった。...

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Published in植物工場学会誌 Vol. 16; no. 1; pp. 16 - 19
Main Authors 井上, 興一, 村瀬, 治比古, 小倉, 東一, 中原, 光久, 染谷, 孝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本生物環境工学会 2004
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Summary:レタス葉の味質改善を目的として、収穫直前の水耕レタス(Lacuuca saiva L.)に甘み成分であるステビア抽出物の酵素処理品を溶液で処理し、以下の結果を得た。1.ステビア抽出成分の中で、ステビオシドおよびレバウディオシド-Aの葉部集積量が多く、これらの存在率は前者で0.15?0.25、後者で0.08?0.11であった。2.ステビオール配糖体にグルコースを付加した成分は、ほとんど吸収されなかった。3.食味試験により、ステビア抽出物酵素処理品の0.5%および1.0%濃度処理のレタスは、甘みがあり、食べやすいとの評価であった。
Bibliography:684003
ZZ00021354
ISSN:0918-6638
1880-3555
DOI:10.2525/jshita.16.16