ハナキリンアントシアニンによるアニオン化絹の染色

マダガスカル島原産の観賞用植物であるハナキリンを組織培養することによって生産された単一のアントシアニン (シアニジン-3-アラビノシド) で, アニオン化された絹を染色した。被染素材としてアニオン化された絹を用いることで, 鮮やかな赤色を呈するフラビリウムカチオンが濃着染色されること, およびカチオン色素が繊維中で安定化することを明らかにした。また, フラビリウムカチオンが染色したアニオン化絹に対する種々の金属塩による後媒染および耐光性への影響を調べた。...

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Published inNihon sanshigaku zasshi Vol. 71; no. 1; pp. 27 - 31
Main Authors 山本, 好和, 熊沢, 敦子, 坂田, 佳子, 木下, 靖浩, 片山, 明
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 社団法人 日本蚕糸学会 01.04.2002
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Summary:マダガスカル島原産の観賞用植物であるハナキリンを組織培養することによって生産された単一のアントシアニン (シアニジン-3-アラビノシド) で, アニオン化された絹を染色した。被染素材としてアニオン化された絹を用いることで, 鮮やかな赤色を呈するフラビリウムカチオンが濃着染色されること, およびカチオン色素が繊維中で安定化することを明らかにした。また, フラビリウムカチオンが染色したアニオン化絹に対する種々の金属塩による後媒染および耐光性への影響を調べた。
Bibliography:ZZ00018606
650638
ISSN:0037-2455
1884-796X
DOI:10.11416/kontyushigen1930.71.27