玉露園における環境保全型生産技術の開発

茶園では多量の窒素肥料が施用される場合が多く,周辺への環境負荷が危惧されている。全国の茶産地では施肥基準の見直しなど窒素施用量を低減する対応を行っているが,特に品質を重視する玉露産地は窒素施用量の削減による品質への影響が懸念されている。さらに,近年は干ばつ,晩霜など気象変動が大きく,収量,品質が不安定な状況にある。そこで,玉露園における環境保全型生産技術として,好適な時期別施肥割合の解明,機能性肥料の施用効果の検証,点滴かん水施肥法の実証,および被覆資材除去後の露光時間が茶芽の品質に及ぼす影響の解明等に取り組んだ。...

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Published inChagyō kenkyū hōkoku Vol. 2014; no. 117; pp. 117_47 - 117_48
Main Author 堺田, 輝貴
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本茶業学会 01.06.2014
日本茶業技術協会
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ISSN0366-6190
1883-941X
DOI10.5979/cha.2014.117_47

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Summary:茶園では多量の窒素肥料が施用される場合が多く,周辺への環境負荷が危惧されている。全国の茶産地では施肥基準の見直しなど窒素施用量を低減する対応を行っているが,特に品質を重視する玉露産地は窒素施用量の削減による品質への影響が懸念されている。さらに,近年は干ばつ,晩霜など気象変動が大きく,収量,品質が不安定な状況にある。そこで,玉露園における環境保全型生産技術として,好適な時期別施肥割合の解明,機能性肥料の施用効果の検証,点滴かん水施肥法の実証,および被覆資材除去後の露光時間が茶芽の品質に及ぼす影響の解明等に取り組んだ。
Bibliography:872803
ZZ00016154
ISSN:0366-6190
1883-941X
DOI:10.5979/cha.2014.117_47