2004~2009年にブリ類から分離されたα溶血性レンサ球菌症原因菌 Lactococcus garvieae の薬剤感受性

2004~2009年に日本の養殖ブリ類から分離されたα溶血性レンサ球菌症原因菌 Lactococcus garvieae 221株について薬剤感受性調査を行った。その結果,2峰性により耐性が確認された薬剤はオキシテトラサイクリン(OTC),エリスロマイシン(EM),リンコマイシン(LCM)であった。また,64.7%の株が LCM 単剤耐性を示した。すべての薬剤に感受性の株は2004年に4.0%であったが,2009年には23.1%に増加した。OTC,EM 耐性株は2009年に0%になった。LCM 耐性株は,72.0~85.1%と減少しなかった。...

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Published inSuisan Zoshoku Vol. 63; no. 1; pp. 59 - 64
Main Authors 古下, 学, 福田, 翼, 福田, 穣, 山下, 亜純, 柳, 宗悦, 今岡, 慶明, 田中, 真二, 杉原, 志貴, 安部, 昌明, 長野, 泰三, 青野, 怜史, 宮澤, 英将, 芝, 恒男
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本水産増殖学会 01.03.2015
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Summary:2004~2009年に日本の養殖ブリ類から分離されたα溶血性レンサ球菌症原因菌 Lactococcus garvieae 221株について薬剤感受性調査を行った。その結果,2峰性により耐性が確認された薬剤はオキシテトラサイクリン(OTC),エリスロマイシン(EM),リンコマイシン(LCM)であった。また,64.7%の株が LCM 単剤耐性を示した。すべての薬剤に感受性の株は2004年に4.0%であったが,2009年には23.1%に増加した。OTC,EM 耐性株は2009年に0%になった。LCM 耐性株は,72.0~85.1%と減少しなかった。
Bibliography:ZZ00008678
891509
ISSN:0371-4217
2185-0194
DOI:10.11233/aquaculturesci.63.59