軟包装の特徴と加工技術
包材自体に剛性があり形状を保つ剛性包材に対して, 内容物を入れることにより形状が作られる軟包装は, 循環型社会ニーズに則した環境負荷の少ない包装材料として注目されている.その最大の特徴は, 各種プラスチックフィルムやアルミ箔をラミネートすることにより機能を高めることができる点である.軟包装に用いられる各種プラスチックとそのラミネート技術を解説した.軟包装は内容物である食品と直接接触することから, その安全・衛生性は非常に重要で, 食品衛生法等の法令及び関連業界の衛生協議会が策定した自主基準により管理されている.軟包装の最新技術として透明蒸着ハイバリアー包材と電子レンジ食品用の自動開口レトルト包...
Saved in:
Published in | Japan Journal of Food Engineering Vol. 5; no. 2; pp. 89 - 96 |
---|---|
Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本食品工学会
15.06.2004
|
Online Access | Get full text |
ISSN | 1345-7942 1884-5924 |
DOI | 10.11301/jsfe2000.5.89 |
Cover
Summary: | 包材自体に剛性があり形状を保つ剛性包材に対して, 内容物を入れることにより形状が作られる軟包装は, 循環型社会ニーズに則した環境負荷の少ない包装材料として注目されている.その最大の特徴は, 各種プラスチックフィルムやアルミ箔をラミネートすることにより機能を高めることができる点である.軟包装に用いられる各種プラスチックとそのラミネート技術を解説した.軟包装は内容物である食品と直接接触することから, その安全・衛生性は非常に重要で, 食品衛生法等の法令及び関連業界の衛生協議会が策定した自主基準により管理されている.軟包装の最新技術として透明蒸着ハイバリアー包材と電子レンジ食品用の自動開口レトルト包材を取り上げ, 解説した. |
---|---|
Bibliography: | 710965 ZZ20014033 |
ISSN: | 1345-7942 1884-5924 |
DOI: | 10.11301/jsfe2000.5.89 |