マボヤ, Halocynthia roretziでの体性感覚刺激により誘発される一過性の心拍数増加反応

マボヤ, Halocynthia royetziの心電図を記録した。出水孔の体性感覚刺激により噴出運動とともに, 心拍数の増加反応が観察された。神経節切除により, 体性感覚刺激による心拍数の増加反応が消失した。しかし, 噴出運動は残っていた。また, 人工的な体内圧上昇刺激では心拍数の変化はみられなかった。したがって, マボヤの心臓は神経により制御されているものと考えられた。...

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Published inSuisan Zoshoku Vol. 47; no. 2; pp. 235 - 239
Main Authors 刈田, 啓史郎, 星合, 愿一, 片山, 知史, 荒井, 永平, 星野, 善一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本水産増殖学会 01.06.1999
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ISSN0371-4217
2185-0194
DOI10.11233/aquaculturesci1953.47.235

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Summary:マボヤ, Halocynthia royetziの心電図を記録した。出水孔の体性感覚刺激により噴出運動とともに, 心拍数の増加反応が観察された。神経節切除により, 体性感覚刺激による心拍数の増加反応が消失した。しかし, 噴出運動は残っていた。また, 人工的な体内圧上昇刺激では心拍数の変化はみられなかった。したがって, マボヤの心臓は神経により制御されているものと考えられた。
Bibliography:592096
ZZ00008678
ISSN:0371-4217
2185-0194
DOI:10.11233/aquaculturesci1953.47.235