山梨県産果樹および野菜作物葉のポリフェノール含量とDPPHラジカル消去活性

山梨県産園芸作物の葉部ポリフェノール含量とDPPHラジカル消去活性を測定し、両者の相関について検討した。ポリフェノール含量は果樹作物の乾燥葉が平均50.0mg/g、野菜作物の乾燥葉が平均17.9mg/gであり、果樹作物葉は野菜作物葉より約2.8倍高い値であった。DPPHラジカル消去活性は、果樹作物葉ではカキ葉、ブドウ葉、スモモ葉が高く、野菜作物葉では、ウド葉、アズキ葉、ゴボウ葉が高かった。ポリフェノール含量とDPPHラジカル消去活性の相関係数は、果樹作物葉では0.6951で有意な相関が認められたが、野菜作物葉では0.3881で相関はみられなかった。...

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Published inFood preservation science Vol. 35; no. 3; pp. 135 - 138
Main Authors 宇井, 定春, 仲尾, 玲子, 中川, 裕子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本食品保蔵科学会 2009
Subjects
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ISSN1344-1213
2186-1277
DOI10.5891/jafps.35.135

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Summary:山梨県産園芸作物の葉部ポリフェノール含量とDPPHラジカル消去活性を測定し、両者の相関について検討した。ポリフェノール含量は果樹作物の乾燥葉が平均50.0mg/g、野菜作物の乾燥葉が平均17.9mg/gであり、果樹作物葉は野菜作物葉より約2.8倍高い値であった。DPPHラジカル消去活性は、果樹作物葉ではカキ葉、ブドウ葉、スモモ葉が高く、野菜作物葉では、ウド葉、アズキ葉、ゴボウ葉が高かった。ポリフェノール含量とDPPHラジカル消去活性の相関係数は、果樹作物葉では0.6951で有意な相関が認められたが、野菜作物葉では0.3881で相関はみられなかった。
Bibliography:ZZ00016464
781144
ISSN:1344-1213
2186-1277
DOI:10.5891/jafps.35.135