エクストルーダの稲わらおよび麦わら成形装置としての適用性

稲わらおよび麦わらの成形にエクストルーダを用いた場合の適用性を明らかにするとともに,効率的な成形方法に資する知見を得ることを目的に,エクストルーダによる稲わらと麦わらの成形を試みた。その結果,稲わらは,穴の直径が 6 mm∼9 mm,厚さ19 mm の成形プレートを用いた場合,含水率 30∼45 %の未切断の状態で直接成形部へ投入しても,粉化率10∼30 %で円柱状に成形できることを確認した。また,処理能率は成形部へ投入する稲わらの長さが短くなるに従って向上する傾向が見られた。一方,麦わらを直接投入すると円柱状に成形できず,ベントナイトもしくはとび粉を添加することにより成形できたが,処理能率が...

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Published inNōgyō Kikai Gakkaishi Vol. 75; no. 3; pp. 167 - 174
Main Authors 大西, 正洋, 藤井, 幸人, 長澤, 教夫, グエン, キム クエン, 手島, 司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 農業食料工学会 01.05.2013
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Summary:稲わらおよび麦わらの成形にエクストルーダを用いた場合の適用性を明らかにするとともに,効率的な成形方法に資する知見を得ることを目的に,エクストルーダによる稲わらと麦わらの成形を試みた。その結果,稲わらは,穴の直径が 6 mm∼9 mm,厚さ19 mm の成形プレートを用いた場合,含水率 30∼45 %の未切断の状態で直接成形部へ投入しても,粉化率10∼30 %で円柱状に成形できることを確認した。また,処理能率は成形部へ投入する稲わらの長さが短くなるに従って向上する傾向が見られた。一方,麦わらを直接投入すると円柱状に成形できず,ベントナイトもしくはとび粉を添加することにより成形できたが,処理能率が低下した。
Bibliography:852378
ZZ00015065
ISSN:0285-2543
1884-6025
DOI:10.11357/jsam.75.167