フォトダイオードアレイ検出高速液体クロマトグラフィーによる食肉中の残留サルファ剤の一斉分析

保持時間と吸収スペクトルを同時に得ることができるフォトダイオードアレイ検出高速液体クロマトグラフィーとプレパックカートリッジ (Baker C18) によるクリーンアップを組み合わせた食肉中の10種類のサルファ剤の同時分析法を検討した. 豚肉に0.5μg/g添加時の回収率はいずれのサルファ剤も80%以上, 検出限界は0.05μg/gまで十分検出が可能であった. 市販食肉253検体について残留調査を実施したところ, 輸入豚肉10検体 (検出率11.1%) からスルファジミジンが, 国産豚肉1検体 (検出率2.2%) からスルファジメトキシンが検出された....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 31; no. 2; pp. 171 - 176_1
Main Authors 堀江, 正一, 斉藤, 貢一, 星野, 庸二, 能勢, 憲英, 浜田, 尚樹, 中澤, 裕之
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.04.1990
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Summary:保持時間と吸収スペクトルを同時に得ることができるフォトダイオードアレイ検出高速液体クロマトグラフィーとプレパックカートリッジ (Baker C18) によるクリーンアップを組み合わせた食肉中の10種類のサルファ剤の同時分析法を検討した. 豚肉に0.5μg/g添加時の回収率はいずれのサルファ剤も80%以上, 検出限界は0.05μg/gまで十分検出が可能であった. 市販食肉253検体について残留調査を実施したところ, 輸入豚肉10検体 (検出率11.1%) からスルファジミジンが, 国産豚肉1検体 (検出率2.2%) からスルファジメトキシンが検出された.
Bibliography:ZZ00009680
472330
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.31.171