HPLCによる食品中のアセスルファムK, サッカリン及びアスパルテームの分析法

食品中のアセスルファムK (AK), サッカリン (SA) 及びアルパルテーム (APM) の分析法について検討した. 試料からのこれら3種の甘味料の抽出には透析法を用い, 透析膜内に塩化ナトリウムを加えることにより, AK, SAの透析率を高めることができた. AK及びSAについて, カラムにアミノプロピルカラムを, 移動相にMeOH-1%リン酸 (6:4) を用いてHPLC分析することにより, クリーンアップ操作で簡便に分析することができた. APMについては, 透析液を Sep-pak Vac C18 カートリッジによりクリーンアップを行い, ODSカラムによりHPLC分析した. 本法を...

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 37; no. 2; pp. 91 - 96_1
Main Authors 中里, 光男, 菊地, 洋子, 守安, 貴子, 田村, 行弘, 早野, 公美, 小林, 千種
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.04.1996
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.37.91

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Summary:食品中のアセスルファムK (AK), サッカリン (SA) 及びアルパルテーム (APM) の分析法について検討した. 試料からのこれら3種の甘味料の抽出には透析法を用い, 透析膜内に塩化ナトリウムを加えることにより, AK, SAの透析率を高めることができた. AK及びSAについて, カラムにアミノプロピルカラムを, 移動相にMeOH-1%リン酸 (6:4) を用いてHPLC分析することにより, クリーンアップ操作で簡便に分析することができた. APMについては, 透析液を Sep-pak Vac C18 カートリッジによりクリーンアップを行い, ODSカラムによりHPLC分析した. 本法を10種の食品に適用した際の回収率はAK及びAPMで90%以上, SAでは80%以上であった.
Bibliography:ZZ00009680
541159
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.37.91