幼苗期接種によるイネわい化病発病の品種間差異

1 幼苗期接種によってわい化病に対する品種の反応を調査した。 2 tungroおよび類似ウイルス病に強弱の9品種の内で,台中在来1号を除く8品種はほとんど発病しなかった。台中在来1号はレイホウに近い発病率を示したが,葉色に変化がなく,穂高の短縮も顕著でなかった。 3 わい化病は罹病性品種レイホウの普及と時を同じくして発見されたが,それ以前の主要品種農林18号・ホウヨクもかなりの発病率を示した。自然感染で発病の少ないといわれる日本晴・ツクシバレはレイホウと同程度の発病率を示した。西海139号・フクマサリ・金南風は発病が少なかった。...

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Published inKyūshū Byōgaichu Kenkyūkaiho Vol. 22; pp. 26 - 28
Main Author 木村, 俊彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 九州病害虫研究会 1976
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ISSN0385-6410
1884-0035
DOI10.4241/kyubyochu.22.26

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Summary:1 幼苗期接種によってわい化病に対する品種の反応を調査した。 2 tungroおよび類似ウイルス病に強弱の9品種の内で,台中在来1号を除く8品種はほとんど発病しなかった。台中在来1号はレイホウに近い発病率を示したが,葉色に変化がなく,穂高の短縮も顕著でなかった。 3 わい化病は罹病性品種レイホウの普及と時を同じくして発見されたが,それ以前の主要品種農林18号・ホウヨクもかなりの発病率を示した。自然感染で発病の少ないといわれる日本晴・ツクシバレはレイホウと同程度の発病率を示した。西海139号・フクマサリ・金南風は発病が少なかった。
Bibliography:142477
ZZ00014779
ISSN:0385-6410
1884-0035
DOI:10.4241/kyubyochu.22.26