出生初期における子馬のECGと血漿 K, Na, 及びCa濃度との相関性

1~14日齢の小馬を用いて, 血漿中のK, Na及びCaイオン濃度とECG変動との相関性を調べた所, 1日齢の新生子にのみ有意な相関性が認められた. PQ部分とR波の幅は血漿のNa及びCaイオン濃度との間に各々正の相関が認められた. T波の振幅は, 血漿Kイオン濃度との間に負の相関を示した. 更に, QT及びST間隔の変動は, 血漿のNaとK濃度との間に各々正の相関を示すことから説明しうる....

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Published inJapanese journal of veterinary science Vol. 52; no. 2; pp. 257 - 263
Main Authors Escabias, M.I, Santisteban, R, Rubio, M.D
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医学会 1990
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Summary:1~14日齢の小馬を用いて, 血漿中のK, Na及びCaイオン濃度とECG変動との相関性を調べた所, 1日齢の新生子にのみ有意な相関性が認められた. PQ部分とR波の幅は血漿のNa及びCaイオン濃度との間に各々正の相関が認められた. T波の振幅は, 血漿Kイオン濃度との間に負の相関を示した. 更に, QT及びST間隔の変動は, 血漿のNaとK濃度との間に各々正の相関を示すことから説明しうる.
Bibliography:ZZ00004647
460491
ISSN:0021-5295
1881-1442
DOI:10.1292/jvms1939.52.257