生産性向上に向けた泥炭土壌の水田整備

平成12年度に着工した国営農地再編整備事業「中樹林地区」は, 大区画化, 泥炭土等への客土および灌漑用水と暗渠排水を兼ねた地下灌漑等の整備を実施し, 平成20年度に完了の予定である。標準区画は「170m×88m: 1.5ha」を基本として整備し, 末端用排水路は, パイプライン化して短時間での給水・落水等を行い, 寒冷地における営農期間の確保と水管理の省力化のため, 取水・排水と水位調整を1カ所で行うことができる「地下灌漑システム」を導入した。これにより泥炭地における圃場の大区画化が可能となった。 本報では, 中樹林地区における圃場の大区画化を目指した水田整備の経緯と概要について報告する。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inSuido no chi Vol. 76; no. 10; pp. 877 - 881,a1
Main Authors 関根, 忠隆, 河端, 明, 藤田, 明男, 平井, 勝久
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 農業農村工学会 01.10.2008
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1882-2770
1884-7196
DOI10.11408/jjsidre2007.76.10_877

Cover

More Information
Summary:平成12年度に着工した国営農地再編整備事業「中樹林地区」は, 大区画化, 泥炭土等への客土および灌漑用水と暗渠排水を兼ねた地下灌漑等の整備を実施し, 平成20年度に完了の予定である。標準区画は「170m×88m: 1.5ha」を基本として整備し, 末端用排水路は, パイプライン化して短時間での給水・落水等を行い, 寒冷地における営農期間の確保と水管理の省力化のため, 取水・排水と水位調整を1カ所で行うことができる「地下灌漑システム」を導入した。これにより泥炭地における圃場の大区画化が可能となった。 本報では, 中樹林地区における圃場の大区画化を目指した水田整備の経緯と概要について報告する。
Bibliography:ZZ20032453
762971
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre2007.76.10_877