農業生産の組織化と今後の展開

南幌町の営農は, 泥炭地という劣悪な条件の下, 水稲, 小麦, 小豆等を中心に展開されてきたが, 圃場整備および農地の利用集積等を進め, 今日では戸当たり経営規模は, 稲作経営としては北海道一・の24haとなっている。また, 国営農地再編整備事業の実施により, 田植・収穫などの機械作業時間や水管理時間が大幅に節減され, 野菜類の積極的な導入も可能となった。一方, 町内には11の農業生産法人が設立されており, 地区内にも2つの農業生産法人が設立されている。 本報では, 事業実施を契機として組織化が促進された農業生産法人の設立経緯と概要, 事業の評価, および地域農業の新たな取組みについて報告する...

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Bibliographic Details
Published inSuido no chi Vol. 76; no. 10; pp. 883 - 887,a1
Main Authors 濱口, 大志, 辻崎, 徹, 菊地, 誠, 安井, 章二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 農業農村工学会 01.10.2008
Subjects
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ISSN1882-2770
1884-7196
DOI10.11408/jjsidre2007.76.10_883

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Summary:南幌町の営農は, 泥炭地という劣悪な条件の下, 水稲, 小麦, 小豆等を中心に展開されてきたが, 圃場整備および農地の利用集積等を進め, 今日では戸当たり経営規模は, 稲作経営としては北海道一・の24haとなっている。また, 国営農地再編整備事業の実施により, 田植・収穫などの機械作業時間や水管理時間が大幅に節減され, 野菜類の積極的な導入も可能となった。一方, 町内には11の農業生産法人が設立されており, 地区内にも2つの農業生産法人が設立されている。 本報では, 事業実施を契機として組織化が促進された農業生産法人の設立経緯と概要, 事業の評価, および地域農業の新たな取組みについて報告する。
Bibliography:ZZ20032453
762972
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre2007.76.10_883