食用赤色40号(アルラレッドAC)及び黄色5号(サンセットイエローFCF)のアルミニウムレーキ中有機性不純物のHPLC定量用試験液調製法の検討

第7版食品添加物公定書に従った食用赤色40号アルミニウムレーキ(R-40Al)中の副成色素などの有機性不純物のHPLC定量では再現性などに問題があった.これは試験液に存在する高濃度のアルミニウムが原因と考えられた.そこで,R-40Alをアンモニアアルカリ性で煮沸し,水酸化アルミニウムのコロイド状沈殿を除去した上清を試験液とする試験液調製法を開発した.本法により,再現性のある定量結果が得られ,添加回収率も改善された.また,食用黄色5号アルミニウムレーキについても適用可能であった....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 42; no. 6; pp. 379 - 384
Main Authors 辻, 澄子, 海野, 有紀子, 天倉, 吉章, 外海, 泰秀
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 25.12.2001
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.42.379

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Summary:第7版食品添加物公定書に従った食用赤色40号アルミニウムレーキ(R-40Al)中の副成色素などの有機性不純物のHPLC定量では再現性などに問題があった.これは試験液に存在する高濃度のアルミニウムが原因と考えられた.そこで,R-40Alをアンモニアアルカリ性で煮沸し,水酸化アルミニウムのコロイド状沈殿を除去した上清を試験液とする試験液調製法を開発した.本法により,再現性のある定量結果が得られ,添加回収率も改善された.また,食用黄色5号アルミニウムレーキについても適用可能であった.
Bibliography:ZZ00009680
641030
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.42.379