修復すべき「水と土」の定義と技術の展開方向

土地改良法の改正では,「環境」に配慮する事項が盛り込まれた。「環境」という用語の意味は, 我々にとっては「水と土」をどのようにとらえるかということに置き換えられると考える。筆者らは, このような水と土に関わる言葉の持つ意味を考え, その内容を論じた。また, 農業土木技術体系の検討結果における水と土の位置づけを説明するとともに, 個別技術のみならず, 総合化技術も含めて修復・保全するにあたり必要な技術を述べ, 地域診断手法を一つの参考として紹介した。最後に, 水と土あるいは環境に関する言葉の有する意味を具体的に述べながら, 今後の我々が目指すべき「水土技術」,「環境技術」開発の方向や在り方につい...

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Published inNōgyō Doboku Gakkai-Shi Vol. 70; no. 7; pp. 587 - 590,a1
Main Authors 凌, 祥之, 小泉, 健, 瀬戸口, 洋一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 農業農村工学会 01.07.2002
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ISSN0369-5123
1884-7188
DOI10.11408/jjsidre1965.70.7_587

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Summary:土地改良法の改正では,「環境」に配慮する事項が盛り込まれた。「環境」という用語の意味は, 我々にとっては「水と土」をどのようにとらえるかということに置き換えられると考える。筆者らは, このような水と土に関わる言葉の持つ意味を考え, その内容を論じた。また, 農業土木技術体系の検討結果における水と土の位置づけを説明するとともに, 個別技術のみならず, 総合化技術も含めて修復・保全するにあたり必要な技術を述べ, 地域診断手法を一つの参考として紹介した。最後に, 水と土あるいは環境に関する言葉の有する意味を具体的に述べながら, 今後の我々が目指すべき「水土技術」,「環境技術」開発の方向や在り方について述べた。
Bibliography:ZZ00014130
651778
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.70.7_587