ハイパースペクトルセンシングによるチャの収量と品質判定

グランドベースハイパースペクトルリモートセンシングを用いて,一番茶期と二番茶期の地上部データをPLS回帰分析によって推定し,各モデルの回帰係数の比較と分析を行った。チャは成長とともに収量に関係する芽数,乾物重,百芽重と,窒素保有量が増加し,品質に関係する窒素濃度が減少した。地上部データのうち変動幅が大きい芽数,乾物重,百芽重,窒素保有量は,一番茶と二番茶を別々としたモデルの精度が良かった。地上部データのうち変動幅が狭い窒素濃度は,一番茶と二番茶のデータを合わせることによって,推定モデルの精度(R=0.759,RMSEP=0.270%)が良くなり窒素保有量への影響も大きくなった。...

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Published inNōgyō Kikai Gakkaishi Vol. 72; no. 1; pp. 46 - 53
Main Authors 柳, 讚錫, 村主, 勝彦, 梅田, 幹雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 農業食料工学会 01.01.2010
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Summary:グランドベースハイパースペクトルリモートセンシングを用いて,一番茶期と二番茶期の地上部データをPLS回帰分析によって推定し,各モデルの回帰係数の比較と分析を行った。チャは成長とともに収量に関係する芽数,乾物重,百芽重と,窒素保有量が増加し,品質に関係する窒素濃度が減少した。地上部データのうち変動幅が大きい芽数,乾物重,百芽重,窒素保有量は,一番茶と二番茶を別々としたモデルの精度が良かった。地上部データのうち変動幅が狭い窒素濃度は,一番茶と二番茶のデータを合わせることによって,推定モデルの精度(R=0.759,RMSEP=0.270%)が良くなり窒素保有量への影響も大きくなった。
Bibliography:ZZ00015065
782856
ISSN:0285-2543
1884-6025
DOI:10.11357/jsam.72.46