七面鳥精液の凍結保存に関する研究 凍結保存期間と融解後の精子活力との関係

七面鳥精液の凍結保存に関する基礎的研究として7%ブドウ糖卵黄希釈液を用いて液体窒素により70日から440日にわたる長期間の凍結保存を行ない,精液の凍結保存期間と融解後の蘇生精子活力および頸曲り異常精子出現割合との関係を検討した。その結果は次のごとく要約される. 1) 70,104,122,226(a,b),367,411および440日間凍結保存後の融解精子活力はそれぞれ70,90,50,70,70,90,70および80%( ?? 以上),平均73.8%で特に長期間にわたる凍結保存が融解後の精子活力に影響をおよぼしているとは思われない。 2) 上記の凍結保存による融解後の精液中に見られる頸曲り異...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inJapanese journal of animal reproduction Vol. 17; no. 4; pp. 151 - 153
Main Authors 原田, 武典, 渡辺, 守之, 加藤, 秀一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本繁殖生物学会 30.06.1972
Online AccessGet full text
ISSN0453-0551
DOI10.1262/jrd1955.17.151

Cover

More Information
Summary:七面鳥精液の凍結保存に関する基礎的研究として7%ブドウ糖卵黄希釈液を用いて液体窒素により70日から440日にわたる長期間の凍結保存を行ない,精液の凍結保存期間と融解後の蘇生精子活力および頸曲り異常精子出現割合との関係を検討した。その結果は次のごとく要約される. 1) 70,104,122,226(a,b),367,411および440日間凍結保存後の融解精子活力はそれぞれ70,90,50,70,70,90,70および80%( ?? 以上),平均73.8%で特に長期間にわたる凍結保存が融解後の精子活力に影響をおよぼしているとは思われない。 2) 上記の凍結保存による融解後の精液中に見られる頸曲り異常精子の出現割合はそれぞれ19.1,21.1,19.0,14.9,15.5,19.9,14.4および14.7%,平均17.1%で長期凍結保存により頸曲り異常精子が特に増加する傾向は認められない。
Bibliography:ZZ00021435
53223
ISSN:0453-0551
DOI:10.1262/jrd1955.17.151