12)国立病院機構施設内における血液・造血器疾患登録

目的:血液, 造血器疾患分野において, 疾患登録を実施することにより, 治療法, 治療効果, 問題点などを国立病院機構各施設で共有し, 評価と分析をすることが医療レベルの向上に必須である. 患者データベースを構築することにより, 質の高い臨床研究ならびに診療の高度化, 標準化が可能となる. 方法:データセンターを名古屋医療センター臨床研究センターに設置し, 各施設の端末から, 疾患登録を行う. Web上に疾患登録サイトを作成し, 患者情報を直接入力する. データベースは, 個人情報が保護され, (1)病院名, 担当医, 患者(イニシャル, IDは暗号化), 性別, 年齢, 診断日, 診断, 最...

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Published in医療 Vol. 60; no. 9; p. 588
Main Authors 濱口元洋, 横澤敏也, 堀部敬三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 国立医療学会 2006
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Summary:目的:血液, 造血器疾患分野において, 疾患登録を実施することにより, 治療法, 治療効果, 問題点などを国立病院機構各施設で共有し, 評価と分析をすることが医療レベルの向上に必須である. 患者データベースを構築することにより, 質の高い臨床研究ならびに診療の高度化, 標準化が可能となる. 方法:データセンターを名古屋医療センター臨床研究センターに設置し, 各施設の端末から, 疾患登録を行う. Web上に疾患登録サイトを作成し, 患者情報を直接入力する. データベースは, 個人情報が保護され, (1)病院名, 担当医, 患者(イニシャル, IDは暗号化), 性別, 年齢, 診断日, 診断, 最終確認日, 転帰. (2)病名は腫瘍性疾患, 非腫瘍性疾患に分類し, 血液疾患が洩れなく登録できるシステムとする.
ISSN:0021-1699