気管支肺胞洗浄液(BALF)における好酸球増多症例の検討

(目的)各種肺疾患の診断および病態把握に気管支肺胞洗浄(BAL)は有力な検査であるが, 今回は特にBALF中に好酸球の増多を認めた症例について検討した. (対象と方法)1990年1月から1994年9月までの57カ月間に当院にて施行されたBAL726検体のうち好酸球分画が5%以上を示した46症例を対象とし, 基礎疾患, 好酸球増多の程度などについて検討した. (結果)46症例の平均年齢は57.6才, 男性28例, 女性18例. 疾患別では特発性肺線維症6例, 急性間質性肺炎2例を含む間質性肺炎が11例で最も多くBALF中好酸球分画は5.0%から13.7%で平均10.9%であった. 平均好酸球分画...

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Published in気管支学 Vol. 17; no. 3; p. 58
Main Authors 後藤邦彦, 谷口博之, 近藤康博, 生田順也, 柳澤聖
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本気管支学会 1995
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