和歌山県下の保健・福祉領域におけるPT・OT需要調査

21世紀を目前に, 我国は超高齢化社会を迎え年々高齢者の介護問題がクローズアップされており, その対処として平成12年度からは公的介護保険(以下介護保険)が導入されようとしている. それに伴い地域リハビリテーション(以下リハ)の早期基盤整備が謳われ, 保健・福祉領域においても理学療法士・作業療法士(以下PT・OT)に対する需要が高まってきている. このような情勢から, 今後のPT・OTの需要状況の把握は必要と考えられる. 今回, 和歌山県下の保健・福祉領域に対しPT・OT需要調査を実施し若干の知見を得たので報告する. 「対象および方法」平成9年3月に県下の保健・福祉関連機関(計407件)に対し...

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Published in理学療法学 Vol. 25; no. suppl-2; p. 256
Main Authors 岩崎正和, 中前和則, 坂本善朗, 宮本栄一, 関谷浩和, 東純夫, 森功一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1998
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Summary:21世紀を目前に, 我国は超高齢化社会を迎え年々高齢者の介護問題がクローズアップされており, その対処として平成12年度からは公的介護保険(以下介護保険)が導入されようとしている. それに伴い地域リハビリテーション(以下リハ)の早期基盤整備が謳われ, 保健・福祉領域においても理学療法士・作業療法士(以下PT・OT)に対する需要が高まってきている. このような情勢から, 今後のPT・OTの需要状況の把握は必要と考えられる. 今回, 和歌山県下の保健・福祉領域に対しPT・OT需要調査を実施し若干の知見を得たので報告する. 「対象および方法」平成9年3月に県下の保健・福祉関連機関(計407件)に対して郵送によるアンケート調査を実施した. 質問内容は(1)現在のPT・OTの必要性について(2)現在のPT・OTの新規採用・増員検討状況について(3)介護保険導入時期のPT・OTの必要性についての3項目とした.
ISSN:0289-3770