椅子からの立ち上がりにおける両手把持の体幹・下肢筋への影響について
片麻痺患者の立ち上がり時に, 前方で両手を組ませて(以下, 両手把持)立ち上がらせると, 立ち上がりやすくなることをたびたび経験している. また, 運動療法でも両手把持を用いる場面が多いが, 諸動作の中での筋活動に対するその影響について報告した例は少ない. そこで, 健常人, 片麻痺患者が椅子から立ち上がる時, 両手を把持することが下部体幹ならびに下肢の筋群にどのような影響をおよぼすか, 表面筋電図を用いて検討したので報告する....
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Published in | 理学療法学 Vol. 14; no. suppl; p. 18 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士協会
1987
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0289-3770 |
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Summary: | 片麻痺患者の立ち上がり時に, 前方で両手を組ませて(以下, 両手把持)立ち上がらせると, 立ち上がりやすくなることをたびたび経験している. また, 運動療法でも両手把持を用いる場面が多いが, 諸動作の中での筋活動に対するその影響について報告した例は少ない. そこで, 健常人, 片麻痺患者が椅子から立ち上がる時, 両手を把持することが下部体幹ならびに下肢の筋群にどのような影響をおよぼすか, 表面筋電図を用いて検討したので報告する. |
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ISSN: | 0289-3770 |