19. 職位別に行った看護師のストレス調査
某総合病院では2001年度より新人看護師サポートプログラムを行い一定の成果を修めてきたが, 指導者層や管理職層へのサポート体制は整備が遅れていた. 今回我々は, 同病院の全看護師へのストレス調査を行い, その結果を師長, 主任, スタッフという職位および, アルバイト看護師という4つの区分で集計した. ストレス調査は, 職業性ストレス簡易調査票(BJSQ), NIOSH自己評価尺度(SEI), MIR-Reserch of Recognition(MIRROR)により行った. 職業性ストレス簡易調査票の職場別の集計では著しく健康リスクの高い職場の存在が明らかになり, 職位別の集計では師長と主任...
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Published in | 産業衛生学雑誌 Vol. 47; no. 5; p. 236 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本産業衛生学会
20.09.2005
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Summary: | 某総合病院では2001年度より新人看護師サポートプログラムを行い一定の成果を修めてきたが, 指導者層や管理職層へのサポート体制は整備が遅れていた. 今回我々は, 同病院の全看護師へのストレス調査を行い, その結果を師長, 主任, スタッフという職位および, アルバイト看護師という4つの区分で集計した. ストレス調査は, 職業性ストレス簡易調査票(BJSQ), NIOSH自己評価尺度(SEI), MIR-Reserch of Recognition(MIRROR)により行った. 職業性ストレス簡易調査票の職場別の集計では著しく健康リスクの高い職場の存在が明らかになり, 職位別の集計では師長と主任の健康リスクが高いことが判明した. 自己評価尺度の職位別集計では有意傾向を認めるに留まった. また, MIIRRORにより管理職の大部分が改善を求める事項が明らかになった. 調査結果はストレス低減対策の構築に活用されるよう提言した. |
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ISSN: | 1341-0725 1349-533X |