15.インフォームド・コンセントにおける看護の役割

【目的】患者が検査治療を自己決定する過程においての看護の問題を見出し, 役割を明らかにする. 【方法】告知済み癌疾患患者を対象に質問紙調査を実施し, 看護の問題を抽出する. 【結果】説明時の看護師の同席ができないため把握十分な関わりができていないことがあった. 以下の役割を具体的にシステム化し充実させ看護師としての役割を果たしていきたい. (1)医師とのパイプ役として情報を調整したり, 患者家族の知識を補い説明の補助を行う. (2)疾患検査治療の説明時に同席し, 患者がどのような説明を受けているか把握する. (3)患者家族の精神的サポートを行う. (4)患者家族が質問意見を出しやすい環境を整え...

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Published inTHE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 53; no. 3; p. 340
Main Authors 藤田佳子, 野上寿子, 小井土沙代, 萩原潔子, 森山いづみ
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北関東医学会 01.08.2003
Kitakanto Medical Society
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ISSN1343-2826

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Summary:【目的】患者が検査治療を自己決定する過程においての看護の問題を見出し, 役割を明らかにする. 【方法】告知済み癌疾患患者を対象に質問紙調査を実施し, 看護の問題を抽出する. 【結果】説明時の看護師の同席ができないため把握十分な関わりができていないことがあった. 以下の役割を具体的にシステム化し充実させ看護師としての役割を果たしていきたい. (1)医師とのパイプ役として情報を調整したり, 患者家族の知識を補い説明の補助を行う. (2)疾患検査治療の説明時に同席し, 患者がどのような説明を受けているか把握する. (3)患者家族の精神的サポートを行う. (4)患者家族が質問意見を出しやすい環境を整える.
ISSN:1343-2826