エタノールを用いたRemotely Controlled After-Loading System (RALS) 併用RF Interstitial Heatingにおける再現性のある加温方法

RFinterstitial heatingとRALS (Remotely Controlled After-Loading System) の併用療法では, 内部電極 (加温針) をMicroselectron用ガイドチューブ内に挿入して加温を行う方法がとられる.通常この場合, 刺入毎に発熱分布が異なり, 加温の再現性に問題があった.この原因として内部電極とガイドチューブの接触が均等ではなく, 加温毎に接触する場所が変わると考えられた.このことから, ガイドチューブ内に誘電率の大きいエタノールを満たし, それに内部電極を挿入する方法を考案した.この方法を用いてファントムの加温を行い温度上昇分...

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Published in日本ハイパーサーミア学会誌 Vol. 13; no. 4; pp. 233 - 238
Main Authors 杉村, 和朗, 小山, 矩, 加藤, 博和, 笠井, 俊文, 沢田, 昭三, 内田, 伸恵
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 日本ハイパーサーミア学会 01.12.1997
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ISSN0911-2529
1881-9516
DOI10.3191/thermalmedicine.13.233

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Summary:RFinterstitial heatingとRALS (Remotely Controlled After-Loading System) の併用療法では, 内部電極 (加温針) をMicroselectron用ガイドチューブ内に挿入して加温を行う方法がとられる.通常この場合, 刺入毎に発熱分布が異なり, 加温の再現性に問題があった.この原因として内部電極とガイドチューブの接触が均等ではなく, 加温毎に接触する場所が変わると考えられた.このことから, ガイドチューブ内に誘電率の大きいエタノールを満たし, それに内部電極を挿入する方法を考案した.この方法を用いてファントムの加温を行い温度上昇分布を測定したところ, 再現性のよい温度上昇分布が得られた.
ISSN:0911-2529
1881-9516
DOI:10.3191/thermalmedicine.13.233