作物の生長に伴う被覆係数および畝状係数の定数化について 土壌流亡量推算式の適用性に関する研究 (I)

これまでに提案されている土壌流亡量推算式は, 山口大学内枠試験圃場から得られたデータを比較検討した結果, 裸地圃場に対しては比較的高い適用率が得られている. しかし式中の侵食係数に含まれ, 作物の生長に伴う被覆の状態や圃場の形態を表す係数の値については十分に検討されていない. そこで, 2年間にわたり生育形態の異なる数種の作物を自由型枠試験圃場に栽培し, 降雨量, 流出水量, 流亡土量等の測定結果をもとに, 推算値と実測値の比較から, 式中における各栽培作物ごとの係数の定数化を試みた....

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Published in農業土木学会論文集 Vol. 1995; no. 180; pp. 721 - 729,a1
Main Authors 日下, 達朗, 深田, 三夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 農業農村工学会 25.12.1995
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Summary:これまでに提案されている土壌流亡量推算式は, 山口大学内枠試験圃場から得られたデータを比較検討した結果, 裸地圃場に対しては比較的高い適用率が得られている. しかし式中の侵食係数に含まれ, 作物の生長に伴う被覆の状態や圃場の形態を表す係数の値については十分に検討されていない. そこで, 2年間にわたり生育形態の異なる数種の作物を自由型枠試験圃場に栽培し, 降雨量, 流出水量, 流亡土量等の測定結果をもとに, 推算値と実測値の比較から, 式中における各栽培作物ごとの係数の定数化を試みた.
ISSN:0387-2335
1884-7234
DOI:10.11408/jsidre1965.1995.721