JMA-82型有線ロボット気象計の試験
JMA-82型有線ロボット気象計は,地域気象観測システム(Automated Meteorological Data Acquisitioh System)通称AMeDAS(アメダス)に使われる気象観測装置である. 現在,全国に展開しているものは,75型と称し,1975年に仕様決定され製作されたものである.JMA-82型有線ロボット気象計(以下82型と呼ぶ)はこれの改良型として試作したものである(図1). 観測要素は雨量,風向風速,気温,天気(日照時間)の4要素で,75型と変わりない. また気象計は無人の観測所であるので装置の監視のたた,停電,電源異常,処理部ならびに感部異常,その他の異常な状...
Saved in:
Published in | 精密機械 Vol. 51; no. 2; pp. 318 - 319 |
---|---|
Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 精密工学会
05.02.1985
The Japan Society for Precision Engineering 公益社団法人精密工学会 |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0374-3543 |
DOI | 10.2493/jjspe1933.51.318 |
Cover
Summary: | JMA-82型有線ロボット気象計は,地域気象観測システム(Automated Meteorological Data Acquisitioh System)通称AMeDAS(アメダス)に使われる気象観測装置である. 現在,全国に展開しているものは,75型と称し,1975年に仕様決定され製作されたものである.JMA-82型有線ロボット気象計(以下82型と呼ぶ)はこれの改良型として試作したものである(図1). 観測要素は雨量,風向風速,気温,天気(日照時間)の4要素で,75型と変わりない. また気象計は無人の観測所であるので装置の監視のたた,停電,電源異常,処理部ならびに感部異常,その他の異常な状態を通報するための一要素を組み込んでいることも同じである. 82型も75型と同じく全国展開されるには,もとより各地の気象条件に合うものでなければならないわけであるが,気象学的にも統計面などからみて,気象データ(観測4要素)のつながりが必要である. 上記のことを踏まえたうえ,75型の経験を活かして改良を加え試作されたものである. 現在,試験中であるが全国的に75型にかわって展開するまでには,まだ幾多の改良,あるいは再度の試作および試験を経て仕様を決定することになると思うが,とりあえず試作機の概要を紹介する. |
---|---|
ISSN: | 0374-3543 |
DOI: | 10.2493/jjspe1933.51.318 |