重症筋無力症・甲状腺機能亢進症・右側気胸に対する同時手術の1奏効例

重症筋無力症と甲状腺機能亢進症に加え難治性の右側気胸も併発した症例に対し, 拡大胸腺摘出術・甲状腺亜全摘術・右肺縫縮術の同時手術例を経験した.症例は35歳男性.重症筋無力症と甲状腺機能充進症にて通院中, 難治性・再発性の右側気胸を発症した.術後呼吸管理に難渋が予想される症例であり, 硬膜外麻酔・静脈麻酔の併用により手術を行った.術中管理は良好で術後呼吸筋障害もなく, 周術期管理に有用な手技と思われた....

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Published in日本呼吸器外科学会雑誌 Vol. 17; no. 2; pp. 133 - 136
Main Authors 荒能, 義彦, 富田, 剛治, 清水, 淳三
Format Journal Article
LanguageEnglish
Published 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会 15.03.2003
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Summary:重症筋無力症と甲状腺機能亢進症に加え難治性の右側気胸も併発した症例に対し, 拡大胸腺摘出術・甲状腺亜全摘術・右肺縫縮術の同時手術例を経験した.症例は35歳男性.重症筋無力症と甲状腺機能充進症にて通院中, 難治性・再発性の右側気胸を発症した.術後呼吸管理に難渋が予想される症例であり, 硬膜外麻酔・静脈麻酔の併用により手術を行った.術中管理は良好で術後呼吸筋障害もなく, 周術期管理に有用な手技と思われた.
ISSN:0919-0945
1881-4158
DOI:10.2995/jacsurg.17.133