新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) 感染患者に対し理学療法を施行した一症例

「要旨」:〔目的〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)にて呼吸状態が悪化し体外式膜型人工肺(ECMO)が導入され救命が得られ, 廃用に対し理学療法を実施した一症例を経験したので, ここに報告する. 〔対象と経過〕69歳, 男性でクルーズ船に乗船し, その後SARS-CoV-2に感染し, 2月11日他院に入院となった. 2月16日より人工呼吸器管理, 2月17日よりECMOを導入した. 2月20日ECMO装着下で当院に搬送となる. 2月25日ECMOを離脱, 2月29日人工呼吸器を離脱した. 3月5日集中治療室から陰圧病棟へ転棟した. 実際に陰圧室の前室で看護師にチェックしてもらい入室した...

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Published in理学療法科学 Vol. 35; no. 5; pp. 751 - 755
Main Authors 成田寿次, 秋山浩一, 三浦俊之, 角田莉奈, 小島奈穂, 佐藤和強, 松本卓也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 20.10.2020
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