骨芽細胞分化とノジュール形成におけるヒト歯根膜線維芽細胞とラット骨髄細胞の相互作用の効果について
緒言 歯根膜は歯根膜側の歯槽骨およびセメント質と同様に歯小嚢由来である1~3). 歯根膜の主たる構成細胞は線維芽細胞であるが, 明らかに歯肉の線維芽細胞とは異なる特徴を持っている. すなわち歯根膜の線維芽細胞は骨の標識であるalkaline phosphatase(ALPase)活性が高いことから, 骨芽細胞様線維芽細胞(osteo-blastic fibroblasts)と, 報告されている4~9). しかし, 歯根膜の線維芽細胞が石灰化能を持っているかどうかは, 議論の余地ある10, 11). 歯根膜は生理的に非石灰化の結合組織であって, 病的なankylosisによって初めて石灰化する1...
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Published in | 神奈川歯学 Vol. 41; no. 1; pp. 17 - 30 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
神奈川歯科大学学会
30.06.2006
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