人的資本経営に資するデータヘルス - 保険者と健診機関との協創

長寿社会・日本の政策課題は, 死亡率を減らすことから, 健康寿命の延伸を図ることに転換された. 国民の健康はwell-beingだけでなく, 労働生産性の向上や地域社会の維持にもつながり得ることから, 国民の健康寿命の延伸を図るためのデータヘルスは, 長寿社会のプラットフォームとして位置付けられている. 骨太方針2023により, 「持続可能な経済社会は持続可能な社会保障に支えられる」ことが示され, データヘルスによる「成長と分配」で国民皆保険制度自体の自律的な運営が期待されている....

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Published in総合健診 Vol. 50; no. 5; p. 496
Main Author 古井祐司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本総合健診医学会 10.09.2023
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Summary:長寿社会・日本の政策課題は, 死亡率を減らすことから, 健康寿命の延伸を図ることに転換された. 国民の健康はwell-beingだけでなく, 労働生産性の向上や地域社会の維持にもつながり得ることから, 国民の健康寿命の延伸を図るためのデータヘルスは, 長寿社会のプラットフォームとして位置付けられている. 骨太方針2023により, 「持続可能な経済社会は持続可能な社会保障に支えられる」ことが示され, データヘルスによる「成長と分配」で国民皆保険制度自体の自律的な運営が期待されている.
ISSN:1347-0086