2019年の病院・薬局薬学実務実習における代表的な8疾患の「関わり」と「服薬指導」件数に関する調査
「諸言」 薬学教育改訂モデル・コアカリキュラムでは, 大学における事前学習と病院・薬局実務実習の到達目標(SBO)をF. 薬学臨床として病院, 薬局の区別なく到達目標を取り入れている. このモデル・コアカリキュラムを基に2017年に作成された薬学実務実習に関するガイドラインでは, 公平で幅広く参加・体験できる実習を目指し, 実務実習において全ての実習生がどの実習施設でも標準的な疾患について広く学ぶことを目的に, 「代表的な疾患」として8疾患が提示されている. さらに大学, 病院実習, 薬局実習の学習の連携を図り, 一貫性を確保することで学習効果が高く, より実践的な学習を円滑に進められるよう努...
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Published in | 医薬品相互作用研究 Vol. 48; no. 2; pp. 72 - 76 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
医薬品相互作用研究会
30.09.2024
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Summary: | 「諸言」 薬学教育改訂モデル・コアカリキュラムでは, 大学における事前学習と病院・薬局実務実習の到達目標(SBO)をF. 薬学臨床として病院, 薬局の区別なく到達目標を取り入れている. このモデル・コアカリキュラムを基に2017年に作成された薬学実務実習に関するガイドラインでは, 公平で幅広く参加・体験できる実習を目指し, 実務実習において全ての実習生がどの実習施設でも標準的な疾患について広く学ぶことを目的に, 「代表的な疾患」として8疾患が提示されている. さらに大学, 病院実習, 薬局実習の学習の連携を図り, 一貫性を確保することで学習効果が高く, より実践的な学習を円滑に進められるよう努めるとされている. また, 病院, 薬局は, 実習施設間で実習生の実習した内容やその評価等を共有することで, 重複する目標の指導を分担し, 「代表的な疾患」の体験等を連携して実施し, 実習生に効果的で効率的な実習を行うとされている. |
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ISSN: | 0385-5015 |