維持期心臓リハビリテーション
「はじめに」維持期リハビリテーションとは, 社会復帰以降のリハビリテーションを意味し, 保険適用期間の途中から, 適用期間終了後の生涯にわたる心臓リハビリテーションの継続を意味する. 本稿では20年以上の歴史を誇る榊原記念病院での外来通院型リハビリテーションを紹介し, また2年前に設立されたドイツ型維持期リハビリテーションの普及を目的とした, NPO法人ジャパンハートクラブの紹介を通して, 医療保険制度下での外来通院型心臓リハビリテーションから医療費を使わない心臓リハビリテーションまで, 維持期リハビリテーションを解説する. 「医療施設における運動療法施設の運営方法」外来通院型リハビリテーショ...
Saved in:
Published in | 心臓 Vol. 39; no. 3; pp. 266 - 271 |
---|---|
Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本心臓財団
15.03.2007
|
Online Access | Get full text |
Cover
Loading…
Summary: | 「はじめに」維持期リハビリテーションとは, 社会復帰以降のリハビリテーションを意味し, 保険適用期間の途中から, 適用期間終了後の生涯にわたる心臓リハビリテーションの継続を意味する. 本稿では20年以上の歴史を誇る榊原記念病院での外来通院型リハビリテーションを紹介し, また2年前に設立されたドイツ型維持期リハビリテーションの普及を目的とした, NPO法人ジャパンハートクラブの紹介を通して, 医療保険制度下での外来通院型心臓リハビリテーションから医療費を使わない心臓リハビリテーションまで, 維持期リハビリテーションを解説する. 「医療施設における運動療法施設の運営方法」外来通院型リハビリテーションを実施するためには2つの方法がある. 一つは心大血管リハビリテーション料の施設認定を受け, 1回あたり1単位(20分)250点の算定を受けることである. しかしながら, その認定基準は今回の改定で緩和されたものの, 訓練室の広さが45平方メートル(診療所では30平方メートル)必要であり, 施設1の基準では医師の直接の監視下で行う必要があるなど, 条件は厳しい. |
---|---|
ISSN: | 0586-4488 |