心肺運動負荷試験に関する研究
健常男子大学生17名を対象として, 呼気ガスによる運動耐容能評価の有用性について検討するために, 心肺運動負荷試験を行った. 運動負荷は自転車エルゴメーター法により症候限界最大運動負荷に至るまで実施した. その際負荷のプロトコールは2分の休息後, 2分間30Wのウォーミングアップをさせた後, 1分間に15W増のランプ負荷とした. 呼気ガス測定項目はbreath-by-breathにて酸素摂取量(VO_2 ), 二酸化炭素排泄量(VCO_2 ), 分時換気量(VE)を連続的に測定した. その結果最大酸素摂取量(VO_2max )と嫌気的代謝閾値(AT), HR_max とHR_AT に相関が認め...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 10; no. 2; pp. 93 - 95 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
20.05.1995
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ISSN | 1341-1667 |
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Summary: | 健常男子大学生17名を対象として, 呼気ガスによる運動耐容能評価の有用性について検討するために, 心肺運動負荷試験を行った. 運動負荷は自転車エルゴメーター法により症候限界最大運動負荷に至るまで実施した. その際負荷のプロトコールは2分の休息後, 2分間30Wのウォーミングアップをさせた後, 1分間に15W増のランプ負荷とした. 呼気ガス測定項目はbreath-by-breathにて酸素摂取量(VO_2 ), 二酸化炭素排泄量(VCO_2 ), 分時換気量(VE)を連続的に測定した. その結果最大酸素摂取量(VO_2max )と嫌気的代謝閾値(AT), HR_max とHR_AT に相関が認められ, またATはVO_2max の56.2%であった. |
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ISSN: | 1341-1667 |