福島県におけるフッ化物利用状況実態調査結果の概要について

福島県では, 平成18年度・19年度にフッ化物の利用について広く普及させることを目的として「フッ化物応用支援事業」を社団法人福島県歯科医師会に委託のうえ実施した. 同事業において「フッ化物利用状況実態調査」を実施したので報告する. 調査方法は県内の保健所, 市町村, 市町村教育委員会, フッ化物洗口実施施設, 歯科医療機関に郵送で行い, 調査期間は平成18年11月27日から12月15日とした. 回収率は保健所100%, 市町村65.6%, 市町村教育委員会77.1%, 実施施設93.4%, 歯科医療機関39.8%であった. 回答があった市町村のうち, フッ化物塗布を実施していたのは55.0%で...

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Published in口腔衛生学会雑誌 Vol. 58; no. 3; pp. 198 - 199
Main Authors 沼田匠, 木村隆, 岡田玄四郎, 齋藤慎一, 瀬川洋
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔衛生学会 30.07.2008
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ISSN0023-2831

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Summary:福島県では, 平成18年度・19年度にフッ化物の利用について広く普及させることを目的として「フッ化物応用支援事業」を社団法人福島県歯科医師会に委託のうえ実施した. 同事業において「フッ化物利用状況実態調査」を実施したので報告する. 調査方法は県内の保健所, 市町村, 市町村教育委員会, フッ化物洗口実施施設, 歯科医療機関に郵送で行い, 調査期間は平成18年11月27日から12月15日とした. 回収率は保健所100%, 市町村65.6%, 市町村教育委員会77.1%, 実施施設93.4%, 歯科医療機関39.8%であった. 回答があった市町村のうち, フッ化物塗布を実施していたのは55.0%で, フッ化物洗口を実施していたのは20.0%であった. フッ化物の利用をさらに普及させるためには, 市町村や市町村教育委員会, 歯科医療機関を含めた関係機関に対し, 定期的な情報収集と提供が必要であることが示唆された.
ISSN:0023-2831