東海骨髄バンク登録者のデータ管理

当センターは東海骨髄バンク・ドナー登録管理部の協力機関として, 東海骨髄バンク登録希望者のHLAタイピングおよびHLAデータの管理を実施している. そして平成2年12月1日現在, HLAデータの把握ができた登縁者は1,500名余りである. 今回は, このデータ登録管理システムについて報告する. 東海骨髄バンク・ドナー登録管理部では, 登録申込葉書を提出した方々を登録希望者として扱い, その住所データ等を管理している. そして登録希望者中HLA検査データを自身で所有されている方には, ドナー登録管理部よりそのデータの提出をお願いし, 提出されたHLAデータを登録者データとしてそのまま当センターで...

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Bibliographic Details
Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 37; no. 2; p. 260
Main Authors 倉知透, 水野伸一, 山口博, 長谷川岩三, 神谷忠, 小久保幸雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 01.03.1991
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Summary:当センターは東海骨髄バンク・ドナー登録管理部の協力機関として, 東海骨髄バンク登録希望者のHLAタイピングおよびHLAデータの管理を実施している. そして平成2年12月1日現在, HLAデータの把握ができた登縁者は1,500名余りである. 今回は, このデータ登録管理システムについて報告する. 東海骨髄バンク・ドナー登録管理部では, 登録申込葉書を提出した方々を登録希望者として扱い, その住所データ等を管理している. そして登録希望者中HLA検査データを自身で所有されている方には, ドナー登録管理部よりそのデータの提出をお願いし, 提出されたHLAデータを登録者データとしてそのまま当センターで管理している. HLA未検査の登録希望者については, 東海骨髄バンク・ドナー登録管理部の協力機関である東海四県下の血液センターにおいて, 成分献血登録と同時にHLA検査が可能であることを紹介している. 成分献血の採血基準に合わない等の登録希望者については, 日時を骨髄バンクから設定し検査用採血を行い, 当センター等でHLA検査を実施している. 東海骨髄バンク登録者データとして愛知センターが現在管理している項目は, HLAタイプの他, 生年月日, 血液型(ABO, Rh), 血圧, 体重, 血算値, HBs抗原検査など血液センターにおいて輸血用血液について実施している検査項目である. そしてこれらのデータをパーソナル・コンピュータ・NEC/N5200に入力し, それぞれの検査項目に異常のあった場合は登録判定「不適」としている. こうして管理された登録者が, 東海骨髄バンクに登録された患者に対する適合者選択の対象となる.
ISSN:0546-1448