輸血部電算機システムの現状と問題点
当輸血部の現在の電算化システムは, 血液型, 不規則抗体スクリーニング検査については診療科や医事課などのシステムと連動して情報の有効利用がなされているが, 責任性の問題から血液型検査結果の情報を提供していない. 製剤管理業務においては, 診療科における製剤使用状況や, 時間外納品状況が把握できないこと, などが主な問題点としてあげられる. 血液型情報は, ダブルチェックの徹底を前提として医療情報として提供する必要があると思われる. 製剤管理に関しては, 輸血部体制を含めての検討が必要であるが, 当面の問題として, 使用された血液を診療科で入力し, その情報を有機的に利用する方法を検討中である....
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Published in | 日本輸血学会雑誌 Vol. 41; no. 3; p. 317 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本輸血学会
01.08.1995
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0546-1448 |
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Summary: | 当輸血部の現在の電算化システムは, 血液型, 不規則抗体スクリーニング検査については診療科や医事課などのシステムと連動して情報の有効利用がなされているが, 責任性の問題から血液型検査結果の情報を提供していない. 製剤管理業務においては, 診療科における製剤使用状況や, 時間外納品状況が把握できないこと, などが主な問題点としてあげられる. 血液型情報は, ダブルチェックの徹底を前提として医療情報として提供する必要があると思われる. 製剤管理に関しては, 輸血部体制を含めての検討が必要であるが, 当面の問題として, 使用された血液を診療科で入力し, その情報を有機的に利用する方法を検討中である. |
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ISSN: | 0546-1448 |