両足関節底屈筋群ストレッチ後における皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)の測定(2)-特に循環器系に及ぼす影響

【緒言】 前回, 両足関節底屈筋群ストレッチ後における皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)の測定を行った. 身体運動後, 運動の種類によって皮膚電気抵抗のほかに循環器系(収縮期血圧, 拡張期血圧, 心拍数)に影響が及ぼすことが予想される. 身体運動のなかで循環器系への影響, 評価は, スポーツ選手は以前よりスポーツ心臓等多様な研究がなされているが9), 筋ストレッチ, 良導絡, 循環器系を比較した評価がない. 現在では日本国内の生活習慣病疾患率からわかるように10)11)身体運動を行う際, 循環器系に及ぼす影響は単に競技スポーツ選手ばかりではなく, 生活習慣病対策に運動を行う方や, 生活習慣病者に対...

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Published in日本良導絡自律神経学会雑誌 Vol. 53; no. 4; pp. 126 - 129
Main Authors 玉井早苗, 玉井清志, 和田恒彦, 佐藤裕二, 鹿児島裕, 泉重樹, 田宮慎二, 樽本修和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本良導絡自律神経学会 15.09.2008
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ISSN0913-0977

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Summary:【緒言】 前回, 両足関節底屈筋群ストレッチ後における皮膚電気抵抗(ノイロメトリー)の測定を行った. 身体運動後, 運動の種類によって皮膚電気抵抗のほかに循環器系(収縮期血圧, 拡張期血圧, 心拍数)に影響が及ぼすことが予想される. 身体運動のなかで循環器系への影響, 評価は, スポーツ選手は以前よりスポーツ心臓等多様な研究がなされているが9), 筋ストレッチ, 良導絡, 循環器系を比較した評価がない. 現在では日本国内の生活習慣病疾患率からわかるように10)11)身体運動を行う際, 循環器系に及ぼす影響は単に競技スポーツ選手ばかりではなく, 生活習慣病対策に運動を行う方や, 生活習慣病者に対する運動指導者からも注目されているといえるだろう. そこで, 今回は身体運動のなかで両足関節底屈筋群ストレッチ負荷を加え, 良導絡皮膚電気抵抗を測定したものと, 循環器系への影響を全体的な変化に対する考察を加えた. 【対象者】 対象者は, 筋・骨格・神経の障害がない男性9名女性2名計11名(平均年齢19.09歳±1.0)であった.
ISSN:0913-0977