眼窩あるいは眼球転移による症状を初発として発見された原発性肺癌の各1例

眼窩あるいは眼球転移症状を初発として発見された原発性肺癌の各1例を報告した. 原発性肺癌の眼部転移, 特に眼球外眼窩転移は頻度が低い. 組織型としては腺癌が多いと報告されており, 我々の経験した2症例のうち1例は腺癌が強く疑われ, もう1例は高分化型腺癌と診断された. 眼症状発現からの平均予後は短いことが知られているが, 我々の経験した眼窩転移症例では3ヵ月, 眼球転移症例では1ヵ月であった....

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Published in日本胸部疾患学会雑誌 Vol. 29; no. 7; pp. 900 - 903
Main Authors 金沢, 実, 石坂, 彰敏, 梅沢, 明弘, 梅田, 啓, 川城, 丈夫, 鈴木, 幸男, 笠原, 美也子, 市瀬, 裕一, 東, 俊文, 横山, 哲朗
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 社団法人 日本呼吸器学会 25.07.1991
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ISSN0301-1542
1883-471X
DOI10.11389/jjrs1963.29.900

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Summary:眼窩あるいは眼球転移症状を初発として発見された原発性肺癌の各1例を報告した. 原発性肺癌の眼部転移, 特に眼球外眼窩転移は頻度が低い. 組織型としては腺癌が多いと報告されており, 我々の経験した2症例のうち1例は腺癌が強く疑われ, もう1例は高分化型腺癌と診断された. 眼症状発現からの平均予後は短いことが知られているが, 我々の経験した眼窩転移症例では3ヵ月, 眼球転移症例では1ヵ月であった.
ISSN:0301-1542
1883-471X
DOI:10.11389/jjrs1963.29.900