シンポジウム「森を創るために人を育む―野生動物管理の担い手像―」報告

野生動物管理のための個体数調整捕獲が各地で行われているが,十分な成果を上げている例は少ない.その要因の一つとして,野生動物管理者や捕獲の担い手の育成不足があげられる.そこで,野生動物管理の担い手像を考えるシンポジウムを2015年2月14日に札幌で開催したので,その内容を報告する.シンポジウムでは,イングランド森林委員会で国有林のシカ類管理を統括しているノーマン・ヒーリー(Norman Healy)氏が,英国の野生動物管理者の教育システム,シカ猟認証制度(Deer Stalking Certificate)の概要及びシカ類を資源利用して得た収入を森林管理に還元する仕組み等について基調講演を行った...

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Published in哺乳類科学 Vol. 56; no. 1; pp. 61 - 69
Main Authors 松浦, 友紀子, 東谷, 宗光, 赤坂, 猛, 宇野, 裕之, 鈴木, 正嗣, 伊吾田, 宏正, ヒーリー, ノーマン
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本哺乳類学会 2016
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